新着情報 / お知らせ

「春一番」という言葉を、みなさんは聞いたことがありますか?
冬から春に移り変わる時期に発生する、強い南風のことをそう呼びます。
夜はまだまだ冷え込む日が続いていますが、日中は暖かく感じられる日が増えてきたように思います。
今日はこんな時期に吹く「春一番」についてお話ししましょう!
まずどんな風が春一番なのか細かく定められています。
それを一緒に見てみましょう。
地域や気象台によって異なることもありますが、以下の条件を満たすと春一番と認められます。
・立春から春分の間に発生する(今年はそれぞれ2月3日と3月20日です)
・日本海付近で低気圧が発達する
・広い範囲で風速8メートル/秒以上の強い南風が吹く
・前日より気温が上昇する。
冬の気圧配置は西高東低と中学校の理科では習いますね?
春が近づくと日本の北西にあった高気圧が弱まり、逆に南からの風が吹き込むようになります。
この時最初に吹き込んだ風が春一番と名付けられ、毎年記録されています。
先生たちも生徒の毎年の成績を細かくチェックし、適切な進路指導を行っています。
あなたに合う先生が見つかる!関塾の無料体験授業はこちらから!
春一番は季語としても使われます。
言葉自体には厳しく寒い冬から開放され、暖かい春の到来を期待させるような明るい雰囲気が感じられますが、そのルーツは意外なところから見つかります。
春一番の歴史をたどると、江戸時代末期の海難事故に行き当たるのです!
長崎県では当時、春先の突風により漁船が次々と転覆し50人を超える漁師たちが遭難してしまったという記録が残っています。
それ以来登場した「春一」や「春一番」といった言葉は、元々は注意喚起のために使われてきたのですね。
いかがでしたか?
冬が終わればもう年度替わりの時期です。
みなさんも復習を済ませ、早めに新学年の準備をしておきましょう!
皆さんは、細菌とウイルスの違いを知っていますか?
どちらも、人間や動物に感染症を引き起こす
微生物(目に見えないほどの小さな生物)であることに違いはありません。
冬になると流行するインフルエンザやノロウイルスといった名前を聞いたことがある人も多いのでないでしょうか。
これらは、どちらも「ウイルス」によるものです。特に、今年は新型の「コロナウイルス」のが引き起こす肺炎の世界的な流行も心配されていますね。
また、喉が腫れてしまって病院に行ったら、溶連菌感染症です…と言われた人もいると思います。
これは「菌」とつく名前のとおり、「細菌」によるものです。
では、「細菌」と「ウイルス」の違いは何なのか。
細菌とウイルスの種類によってそれぞれ大きさは違いますが
細菌はウイルスより数十~百倍大きいのです!
一番大きな違いは、「増え方」が違います。
「細菌」は、自分の力で増えていくことができるのですが、
「ウイルス」は、自分の力だけでは増えていくことができません。
人間や動物の細胞の中で増えることしかできません。
例えば、台所にあるスポンジの中では、細菌は増えることができるのですが
ウイルスは増えることができず、時間が経つと消えてしまうのです。
もう一つの大きな違いは、抗生物質というものが細菌には効果があるのですが
ウイルスには効果が全くないというところです。
インフルエンザの時によく耳にするタミフルという薬は、抗生物質ではないのです。
抗インフルエンザ薬という、インフルエンザのウイルスが増えるのを止める専用の薬なのです。
ただし、ウイルスに効果がある薬は限られています。
先ほど例にあげたノロウイルスや新型コロナウイルスに効果のある薬はまだありません。
そのため…
予防が一番大切です!!
特に受験生の皆さんは、マスク、手洗い・うがい、アルコール消毒など
自分のできることをしっかりしておきましょうね。